よくある質問:交通事故一般 2

Q.交通事故の裁判で,よく問題となる点は,どのようなことですか。

A.①被害者にも過失があるとして,過失相殺が争われることがよくあります。次に,②収入の変動の幅が大きかったり,収入を裏付ける証拠が乏しい場合に,休業損害や逸失利益算定の基礎収入につき争われることもよくあります。収支の証拠は,日ごろか ら散逸しないようにすることが必要です。また,③後遺障害に関して,労働能力喪失率が争われることもあります。なお,損害保険料率算出機構の後遺症の等級 認定に不満がある場合には,裁判上,その等級認定を争うこともできます。

Q.過失相殺率の検討はどのようにするのでしょうか。

A.多くの事例について,今までの裁判例の蓄積により,画一的な過失相殺割合の基準がありますので,その基準に基づいて判断されることが多いです。また,過失割合が争われる場合は,加害者の刑事記録を取り寄せて検討することが不可欠となります。

タップしてお電話で相談のご予約を 0120-150-833